12月6日(日)に、MPVの6か月点検でディーラーに行ってきました。車をサービスに預けて点検作業が終わるまでの待ち時間の間に、担当セールスからBIANTEのi-stopの試乗を勧めてきたので、物は試しと乗ってみることにしました。この日は、幸い他のお客さんも少なかったので、試乗車が空いていたこともラッキーでした。
MAZDAのi-stopは、MAZDAの環境技術(いわゆるエコ技術)の最先端の一つです。一言で言えば、信号待ちなどの不要なアイドリングを抑止する(エンジンを止める)のですが、とても高度な制御がされています。そのため、i-stopの技術に対して、様々な表彰がされています。
試乗しての第1印象は、アクセルペダルの最初のタッチ(踏み込み)に対するエンジンの回転上昇の度合いが、とてもセンシティブであることでした。具体的には、ほんのチョットアクセルに触れただけで、エンジンの回転が思いのほか高くなると言うことです。セールスの説明では、多人数乗車のときでも発進時の加速感をある程度感じれるようなセッティングになっているとのことでした。もっとも、これは車の個体差が多少あるかもしれませんし、今乗っている自分のMPVとの体感差が大きいとは思いますが、走り出すときのアクセルコントロールには、神経質にならざるを得ない感じでした。
試乗コースでの動力性能は、2000ccの1BOXカーとしては良く走る方ではないでしょうか。今乗っているMPVの初期型にも2000ccのモデルがあり試乗もしましたが、それとは雲泥の差と言う感じでした。しかし、今乗っている2300ccと比較すれば、特に中間加速域(エンジン回転で2,000rpm~3,000rpm)でのトルク感はやはり劣る感じはあります。ですが、1~2名の乗車時ならそれほどの差も感じず、走行中でも不満を感じることはありませんでした。また、5速ATは今のMPVの4速ATよりも優秀で、変速ショックは皆無と言って良く、とてもスムーズに走れました。
注目のi-stop機能ですが、動作条件として様々な要素があるようで、走り出して5分ほどの間は動作しませんでした。同乗の担当セールスも、なかなか動作しないのでやや焦り気味でしたが、試乗の途中からちゃんと動作して、その状況を確認できました。動作条件が整っていれば信号待ちで停止すると、すぐにエンジンも停止します。再起動は、ブレーキペダルから足を話した直後(仕様説明では、0.35秒後)に行なわれ、発進タイミングが遅くなることは普通に走行する限りはありませんでした。
と、私から見れば特に悪いことが無いBIANTE i-stopですが、当面、車を買い替えるつもりはありません。一番の理由は、資金が無いことです。今回の試乗も、事前に「買い換えないよ。」と担当セールスに宣言していました。もちろん、今行なわれているエコ減税や補助金が受けられるのも魅力ではありますが、総額で300万を越える(今のMPVと同等の装備を希望すると)金額に対して、無い袖は振れません。加えて、ラゲッジルームの広さや座席の仕様などの面で、MPVの方が勝っていると言うか、今の自分の使い方によりフィットしていると思えることも理由にあります。そうは言っても、ジャンボ宝くじの1等でも当たれば、即座に買い替え候補の筆頭になることは間違いないでしょうが。
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