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システム化の弊害

今日、東京証券取引所の株式売買で値段と株数を取り違えて、極端に安くて大量の売注文が誤って市場に出たとのこと。
本来は、61万円で1株の売とするところを、1円で61万株の売としてしまったとか。
これが、買い注文なら売買は絶対と言っていいほど成立しなかったのでしょうが、売注文だったので正常な買い注文との間で瞬く間に売買が成立してしまったようだ。
ニュースでも言っていたが、このハプニングで株式市場全体の株価が下落してしまったそうな。

こういった間違いは、高度にオンライン化された証券市場システムの弱点と言うか弊害の一つかもしれません。
昔の株式市場では、証券取引所に立会い場と言う売買の場があって、証券会社からの注文はその立会い場にいる場立ちといわれる専任の人の手によって、注文が出されていました。(全ての会社が対象ではありませんが、今日誤発注の対象となった新規上場会社の場合は、立会い場からスタートしていました。)
ですから、今回のような単純なミスは、証券会社の担当者から取引所までの間で何人もの人間の目を通るので、必ずチェックされ実際の売買の場に出ることは皆無でした。

今は、証券会社の店頭でお客様に対応している人間が、端末から注文を入力するだけで、そのまま売買処理を行う取引所のシステムへ、直接注文が出て行ってしまいます。
人の目で見れば、すぐに判るような数字の取り違えは、システムではチェックできない場合があるのですね。
オンライン化されることによるメリットは大きいですが、完全無比ではないということの証左となる事件でした。

証券業界にいるSEとしては、笑い事というか「他山の石」にしてはならない事件だと思っています。

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コメント

平家蟹さん、pandoraさん、どうもです。

取引所では、一定の幅の値段(制限値幅)でしか売買できないのですが、かたや早い者勝ちと言う性格の市場でもあるので、制限値幅外の値段の注文も、完全に拒否するのではなく、制限値幅ギリギリの値段に自動的に読み替えてしまうシステムが、できているのですね。
この仕組みが、警告を無視することを常態化させたとも言えるのではないでしょうか。

今回の売買の決着については、まだ不透明な所もありますが、証券会社同士の売買がほとんどと言う感じもするので、魚心あれば水心的な決着になるような気がします。ヾ(^^;)

さっき朝刊を読んで知ったところです。ヾ(^^;)遅い
たまたま昨日、職場にジェイコムさんが来てたので、
人ごととは思えませんでした。ヾ(^^;)そうか?
うちでは、手書きの売買契約書が一桁間違ってて
大騒動になったことがありました。
途中、何人もの目に触れてるはずなのに、
通って来ちゃったんですよねー。
うちの場合、なんとか穏便に納まったようですが、
今回はどういう風に決着するんだろう?

ニュースによると注文の際おかしいと警告がでたようですが
無視して注文したみたいですね。と言うことはしょっちゅう
警告が出てくるけど無視しても何の問題もなかったから
警告無視が常態化していたんでしょうね。
かといって警告の条件を厳しくしたら本当に必要な警告が
出ないこともあるだろうしこの辺りのさじ加減は難しいですね。
ソフトだけでなくハードもそうですね。火災警報機のスイッチを
切って人身被害を出してマスコミに非難されることがありましたが
これなんかも警報機の誤作動が多くてスイッチと切っていたんじゃ
ないかと思ってます。私も旅館でアルバイトしていて経験あり。

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